問題集中心学習へのハードル
問題集中心学習の長所
(1)テキストの中で特に出やすい部分が問題集になっている。
したがって問題集をやって覚えてテキストも参照すれば
出やすい部分を最小の時間でカバーできる。
(2)テストではテキストの知識は問題という形で問われる。
テキストの知識そのままではテストに対応できない。
問題集ではテキストの知識が問題形式で問われているために
テキストで覚えるより問題集で覚えたほうがいい。
このように時間・効率ともに問題集中心学習は優れている。
しかし心理的ハードルは高い。
その理由は
(1)テキストに出ているが、
問題集に出ていない知識が問われるのではないか?
(2)テキストの知識を問題集の形式で覚えると
違った側面から問われたら解けないのではないか?
の二つだろう。
(1)は網羅性の欠如への不安
(2)は理解の浅さ・本質的理解の欠如への不安
と呼べるだろう。
(1)に対する答えは問題集中心学習はあくまで問題集をつかって
「短時間に出やすくて問われやすい形に加工された知識」
を仕入れるものである。したがって完璧ではない。
問題集中心学習で問題集を何回転もして、別の問題集までやって、
さらに時間が余ればテキストをやればいい。
(2)に対する答えは、ほかの人間も理解は浅いし、本質的な理解も
していないため、本質的な理解を問われるような場合は差がつかない
のである。本質的な理解がなくても点は取れるし、本質的な理解は難しく、時間ばかりかかる割りに点にならないのでテストには無駄なのである。(本質的理解が無駄なのでなく、テストに受かるという目的に無駄なのだ。テストに受かった後にやればいい)さらに本質的な理解をするという自己満足に浸れるため、本人が無駄なことをしているという自覚がない。したがっていつまでたっても横道にそれた努力を続けて受からないのである。
というわけで、
もっとも効率的な問題集中心学習をまずはやってみて、
それで時間が有り余っていれば網羅性でも本質的理解でも何でも
追及してみればいいのではないだろうか。
(問題集中心学習をきちんとやれば余計な時間はないだろうし、
一冊とはいわず主要な問題集を数回転すればテキストの重要部分と
出題パターンはカバーしてしまうから受かってしまうだろうが)
人気blogランキングに参加してます。ここをクリック!